2020.02.29 Sat

今は亡き人

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(235)

どーも、こんにちは!

今日は久しぶりの車にて出張で県外に来ております。

会議や懇親会、車で帰る時間を考えると絶対

夜中12時すぎるので早めにアップ!

 

さて、先日ある人が亡くなりました。

突然の訃報でびっくりしたのですが

実はこの方が僕の社長としての

気づきを1番最初に教えてくれた人かもしれません。

 

今の自分を形成するにあたり

影響を受けた経営者の方は何名かいますが

この方が1番衝撃的でした。

 

わたくしが平成19年(2007年)に

祖父から代わって代表になったときに

社長交代であいさつに行きました。

そこまではよくあることかと

思いますし、対お客様(法人さん)には

当たり前のことですね。

 

そんな中、その社長に言われたのは、

「おめでとう!」とかそういう祝福の

言葉じゃなく、お叱りに近い口調で

 

お前なんかただのお座敷社長で、

レールが引かれて、そこに乗っかっただけ。

俺みたいに泥水吸いながら、這いつくばって

実力で社長になったやつとは違う!

 

って、面と向かって言われまして、

その時若干28歳の僕は

びっくりと苛立ちと衝撃を受けたことを今でも覚えています。

自分は高校生のときに家業を継ぎたいと覚悟し、

大学、整備学校と行かせていただきました。

 

自分の両親が離婚し、

自分の置かれている立場、

スタッフさんとの関係、

そういうのをじゅうじゅう承知して当時も

社業をしていました。

 

ここでいう「スタッフとの関係」というのは

仲がいいとか悪いとかじゃなく

若干28歳の若造が50年近くつづく会社に

ぽっと入って、代表になるという

スタッフさんから見た特異さと

僕が思う気まずい関係

ということです。

 

プレッシャーと緊張がある中での

あのセリフは、自分を奮い立たせたのは

いうまでもありません。

 

後継ぎって当然、上記のような

セリフの内容で思われてるし、

少なくとも自覚もしています。

 

だからこそ、絶対あんたよりは

立派な社長になってやる!

と思いました。

 

今思うと、あそこで言ってくれたからこそ

改めて気づかされたのかなと思います。

「あ、社長、おめでとうございます。

若いけどこれからも頑張ってね!」って

素直に言われていたら、それはそれで

天狗になり、今とは違った社長に

なっていたかもしれません。

(けっして今も自分がすばらしい社長とは

思わないし、まだまだ研鑽が必要)

 

今回通夜に出させていただき

改めて思ったのは、もっとこのお方と

話すべきだったなあと思いました。

年が離れてるとか、怖いからって交流を

逃げていたかもしれません。

 

自分から進んで会いに行っていたら

もっともっといろいろな吸収が

あったかもしれません。

 

その時間は戻ってきませんが

報いることといえば

天国から、その方から見られたときに

その社長に恥じない人生を歩むことかなと思います。

 

あなたのことは絶対忘れません。

あなたのあの言葉は

今でも僕の中に刻まれ

自分を形成する一部になっています。

ご冥福をお祈りします。

そしてありがとうございました。

天国からも厳しい目で見ててください。

 

今日は長くなりましたが

読んでいただきありがとうございました。

また明日!