2019.07.01 Mon

全国城下町シンポジウム2(日曜日ぶん)


立て続けにアップ。
日曜日ぶんのブログです。さて、土曜日から豊橋にいまして、日曜日も引き続き。土曜日の分科会は豊橋筆のお話。日曜日はメインフォーラムがあり、テレビでおなじみの「河合敦」先生のご講演でした。まず、筆の分科会では、豊橋で現在つづく「筆」に関することでした。原料も作り手も確保しづらい中での製造。しかし、手作りで行うその作業やこだわりは伝統工芸品ならではのものでした。100円の筆と高い筆を触らしてもらいましたが、たしかにその書き味は違いました。素人で普段筆を触らないわたくしでもわかったので、普段から習字などされている方はすぐわかるだろうなあと思います。筆の原料も本当の動物の毛を使っていまして、環境に配慮した取得ですと昔ほど取得も難しらしく、動物愛護しながらの材料取得ですね。

 メインフォーラムでは河合先生による講演で、豊橋に関するイメージや知っていたことが覆るぐらい面白かったです。今では新幹線の途中駅みたいな感じですが、戦国時代や江戸時代、そして戦争時にも交通の要所としての役割を担っていたようです。港町、宿場町、城下町という3つが重なっている街はほぼ無いようです。このように訪問してわかることや、その街の課題がわかるとおもしろいですね。もちろんわたくしたちは、人の街を変える義務はないですが、自分たちが住む福井がどのようにしたらいいか?というのは案外いっしょな課題なのかもしれません。(写真は会場の様子です)